RTX3070 を付けてDLSS で速さを体感することはできましたが、本命のレイトレーシングは試す術がないまましばらく放置していましたが、レイトレに対応した Deliver Us The Moon がセールだったので買ってみました!
レイトレーシングを有効にするには一手間必要
Deliver Us The Moon を起動すると以下のダイアログボックスが表示されます。「Deliver Us The Moon (DX12 with RTX)をプレイ」を選択しました。
![](https://www.panhage.com/wp-content/uploads/2022/06/2b90ea0c2ba18898600c5dd45248661a.png)
これでレイトレーシングが有効になると勘違いしてしまいましたが、これだけでは有効になりません。私はこれに騙され、しばらくレイトレが無効のまま「思っていたのと違う…」と、残念な気持ちになっていました。
後で気づきましたが、このダイアログボックスはどれを選んでもゲームの設定には影響しないようです。
レイトレーシングを有効にするにはまずDirectX12をオン
「設定」メニューの「詳細設定」でまず「レンダラー」を”DX12″に設定し、ゲームを再起動します。
![](https://www.panhage.com/wp-content/uploads/2022/06/bca6d6be098a86e80a2e9e1182696c42.jpg)
レイトレーシングを選択
DX12が有効になると「レイトレーシング」をオンにすることができます。画質が最高の”エピック”にしてみました。
![](https://www.panhage.com/wp-content/uploads/2022/06/2a4528b0986a7d873ea74e9170c49dbc.jpg)
これでレイトレーシングが有効になりました。
![](https://www.nvidia.com/content/dam/en-zz/Solutions/geforce/news/deliver-us-the-moon-fortuna-ray-tracing-dlss/geforce-game-ready-dutm-gf-og-1200x630.jpg)
分かり易いのは銀色の球体の反射です。レイトレーシングがオンかオフかでは、画像を見比べる以上に画質がクリアになった印象が得られました。
![レイトレ:オフ、DLSS:オフ](https://i2.wp.com/www.panhage.com/wp-content/uploads/2022/06/7726c1322185acbdc1a9696b510c58f8-scaled.jpg?ssl=1)
![レイトレ:オフ、DLSS:オフ](https://i2.wp.com/www.panhage.com/wp-content/uploads/2022/06/7726c1322185acbdc1a9696b510c58f8-scaled.jpg?ssl=1)
![レイトレ:エピック、DLSS:オフ](https://i0.wp.com/www.panhage.com/wp-content/uploads/2022/06/bac4c2667394da2c8ff7f66949961c83-scaled.jpg?ssl=1)
![レイトレ:エピック、DLSS:オフ](https://i0.wp.com/www.panhage.com/wp-content/uploads/2022/06/bac4c2667394da2c8ff7f66949961c83-scaled.jpg?ssl=1)
DLSSとレイトレーシングは別
知ってしまえば当然の事だと思えるのですが、DLSS メニューはレイトレーシングには関係ありません。あくまでもDLSSのメニューです。
![](https://www.panhage.com/wp-content/uploads/2022/06/e5f8c45fa3eb0fb798d47c54f04b1f33.jpg)
![](https://i0.wp.com/www.panhage.com/wp-content/uploads/2022/06/e5f8c45fa3eb0fb798d47c54f04b1f33.jpg?resize=762%2C383&ssl=1)
DLSSにはウルトラパフォーマンス、パフォーマンス、均整(バランス)、クオリティー、という選択項目があります。
選ぶ項目によってレイトレーシングが有効になったりするのかな?なんて思ったりしましたが、当然レイトレーシングは有効になりません。
ちなみに、「ウルトラパフォーマンス」ってすごそうな名前ですが、パフォーマンスを最大限優先するので画質は一番悪くなります。画質優先は「クオリティー」です。
なお、シャドウ オブ ザ トゥームレイダー にも NVIDIA RTX DLSS というメニューがあり、知らなかった時に「RTXとあるからレイトレーシングに対応しているかも?」と期待しましたが、レイトレーシングには対応していません。
![](https://www.panhage.com/wp-content/uploads/2022/06/1c31c636046fc8e2ad7dfdb1c050eb80.jpg)
![](https://i0.wp.com/www.panhage.com/wp-content/uploads/2022/06/1c31c636046fc8e2ad7dfdb1c050eb80.jpg?resize=986%2C522&ssl=1)
レイトレーシング中、高、エピックは間違い探しレベル
レイトレーシングがオフとオン(エピック)では明らかな違いを感じることができました。
では、レイトレーシングの設定(中、高、エピック)で違いはあるのかを試してみます。いずれもDLSSはオフの状態です。
![](https://www.panhage.com/wp-content/uploads/2022/06/bac4c2667394da2c8ff7f66949961c83-1024x576.jpg)
![](https://i0.wp.com/www.panhage.com/wp-content/uploads/2022/06/bac4c2667394da2c8ff7f66949961c83.jpg?resize=1024%2C576&ssl=1)
![](https://www.panhage.com/wp-content/uploads/2022/06/f1087df0160341fd4a6d2cf912672fcd-1024x576.jpg)
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![](https://www.panhage.com/wp-content/uploads/2022/06/9c01480a6c52ab895beb4d72c2401461-1024x576.jpg)
![](https://i0.wp.com/www.panhage.com/wp-content/uploads/2022/06/9c01480a6c52ab895beb4d72c2401461.jpg?resize=1024%2C576&ssl=1)
![](https://www.panhage.com/wp-content/uploads/2022/06/7726c1322185acbdc1a9696b510c58f8-1024x576.jpg)
![](https://i0.wp.com/www.panhage.com/wp-content/uploads/2022/06/7726c1322185acbdc1a9696b510c58f8.jpg?resize=1024%2C576&ssl=1)
オフと中では明らかな違いがありますが、中、高、エピックではほとんど違いが分かりません。
銀色の球体や白い壁の陰影が、高、エピックになるにつれクリアになっているようですが、じっくり見比べないとほとんど分からないレベルです。
“中”でも十分レイトレーシングを体感できそうです。
DLSSと併用でエピックでも遊べる
レイトレーシングをエピックにすると、FPSが10前後に落ちてしまいます。さすがにゲームをするのは厳しいです。
そこで、DLSSを有効にしてみます。
![](https://www.panhage.com/wp-content/uploads/2022/06/db88103a84fd244fac7d35cc8a057137-1024x576.jpg)
![](https://i0.wp.com/www.panhage.com/wp-content/uploads/2022/06/db88103a84fd244fac7d35cc8a057137.jpg?resize=1024%2C576&ssl=1)
![](https://www.panhage.com/wp-content/uploads/2022/06/41348ae4d7619c86456b0aa040aade75-1024x576.jpg)
![](https://i0.wp.com/www.panhage.com/wp-content/uploads/2022/06/41348ae4d7619c86456b0aa040aade75.jpg?resize=1024%2C576&ssl=1)
![](https://www.panhage.com/wp-content/uploads/2022/06/0f0a6a6c6ac242bac08da0d53dbaf2e1-1024x576.jpg)
![](https://i0.wp.com/www.panhage.com/wp-content/uploads/2022/06/0f0a6a6c6ac242bac08da0d53dbaf2e1.jpg?resize=1024%2C576&ssl=1)
![](https://www.panhage.com/wp-content/uploads/2022/06/5dff9ef2cf87ee173f167fbbf318c631-1024x576.jpg)
![](https://i0.wp.com/www.panhage.com/wp-content/uploads/2022/06/5dff9ef2cf87ee173f167fbbf318c631.jpg?resize=1024%2C576&ssl=1)
違いが分かりますか?パフォーマンスを優先するにつれ、コントラストが低く濃淡の差が弱まる感はありますが、じっくり見比べないと分からないレベルです。
以下はウルトラパフォーマンスとクオリティとの比較です。
![レイトレ:エピック、DLSS:ウルトラパフォーマンス](https://i0.wp.com/www.panhage.com/wp-content/uploads/2022/06/5dff9ef2cf87ee173f167fbbf318c631-scaled.jpg?ssl=1)
![レイトレ:エピック、DLSS:ウルトラパフォーマンス](https://i0.wp.com/www.panhage.com/wp-content/uploads/2022/06/5dff9ef2cf87ee173f167fbbf318c631-scaled.jpg?ssl=1)
![レイトレ:エピック、DLSS:クオリティ](https://i1.wp.com/www.panhage.com/wp-content/uploads/2022/06/db88103a84fd244fac7d35cc8a057137-scaled.jpg?ssl=1)
![レイトレ:エピック、DLSS:クオリティ](https://i1.wp.com/www.panhage.com/wp-content/uploads/2022/06/db88103a84fd244fac7d35cc8a057137-scaled.jpg?ssl=1)
まとめ
Deliver Us The Moon は価格もお手頃で、画像も美しく、レイトレーシングの効果を実感するには最適なゲームです。
レイトレーシングは中、高、エピック、と3段階の設定が選べますが、その違いはじっくり見比べないと分からないレベルです。
DLSSをオンにすれば、レイトレーシングで重くなった動作も軽くできます。
DLSSもウルトラパフォーマンス、パフォーマンス、バランス、クオリティが選べますが、こちらも見比べないと違いが分からないレベルです。
PCのスペック合わせて組み合わせると良いでしょう。
私はレイトレーシングをエピック、DLSSをクオリティにしました。FPSは40~45なので、このゲームでは特に支障はありません。
では、美しさを堪能することにします。
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