前回、SKYRIMをインストールし、MODの入れ方を覚えました。
MODとは別に、ENBというゲームの世界観を変えるグラフィック拡張機能があるんですね。美しい映像が大好きなので、チャレンジしてみました。
紆余曲折あって結局「Rudy ENB SE for Obsidian Weathers – Vivid Weathers – NAT 2.0」を入れてみました。終わってみれば手順自体は意外と簡単でしたが、悩む時間が多かったです。
ENBはちょっと敷居が高い…
MODは一度入れてみると簡単でした。気に入ったMODをダウンロードしてVortexのMOD管理画面にドラッグ&ドロップして「有効」にすればOKです。
MODに対し、ENBは敷居が高いと感じました。以下にそう感じた理由を挙げてみます。
SE版とLE版に注意
MOD同様、ENBにもSE版とLE版があるので注意が必要です。
おっさんが最初に「入れてみたい」と思ったのは「Kwanon ENB」というENBプリセットです。美しい風景画像が紹介されていたので惚れこみました。
Kwanon ENBをダウンロードしてインストールを試みたんですが、説明に「d3d9.dll, enbhost.exe をTESV.exeが配置されているSkyrimルートディレクトリにコピーせよ」とか出てくるんです。でもいくら探してもそんなファイルなんて見つからない…。
どうやらLE版の説明だったようです。「Kwanon ENB」はLE版のENBプリセットなんですね。
よくよくダウンロードサイトのパスを見ると”All games/Skyrim/Mods/ENB Preset/Kwanon ENB“となっています。パスの”Skyrim”はLE版を表しているんですね。


一方で今回入れた「Rudy ENB SE for Obsidian Weathers – Vivid Weathers – NAT 2.0」のパスは”All games/Skyrim Special Edition/Mods/Presets – ENB and ReShade/Rudy ENB SE for Obsidian Weathers – Vivid Weathers – NAT 2.0“です。パスが”Skyrim Special Edition”となっています。


Googleで”Skyrim ENB”で検索したのが失敗で、LE版のENBが引っ掛かってきたのに気づかずハマりました。SE版のENBもMOD同様「Skyrim Special Edition Mod データベース」から探しましょう。
同じENBプリセットに複数のファイルがある
ENBプリセットをダウンロードしようとすると、MAIN FILESが複数あってどれをダウンロードすべきか面喰います。MISCELLANEOUS FILESに至っては何をするファイルなのかも分かりません。


同じ「Rudy ENB SE for Obsidian Weathers – Vivid Weathers – NAT 2.0」でも、世界観の味付けが微妙に違ったり、PCのスペックによって軽量版が選べたり、ということのようですが、初心者にとってはどれを選んで良いのか悩みます。
MAINファイルはどれか1つあれば良いので、英語を読んで自分で決めるしかないようです。
インストール方法がまちまち
ENBをインストールするには、「ENB本体」と「ENBプリセット」をインストールする必要があります。
このENBプリセットのインストール方法はプリセット毎にまちまちです。ダウンロードサイトに英語で記述されているので、それを読まねばなりません。
ダウンロードサイトに記載されたインストール方法とは別に、「ENB Man」というENB管理ツールを使ってのインストール方法を紹介してくれているサイトもあったのですが、ダウンロードサイトの手順と異なる部分をどう埋めるのかが分からず悩みました。
当初は「ENB Man」を使って「ENB本体」までは登録してみたのですが、「ENBプリセット(RUDY ENB SE)」をENB Manでどうインストールするのかが分からず、結局「ENB Man」に登録したENB本体の情報を消し、ダウンロードサイトに記載されている手動での手順でやり直しました。
以下にENBプリセット「Rudy ENB SE for Obsidian Weathers – Vivid Weathers – NAT 2.0」を手動でインストールした手順を紹介していますが、途中まで「ENB Man」を使ったことがどう影響するのかは不明です。うまく行くとは思いますが、あくまでも参考まで。
「Rudy ENB SE for Obsidian Weathers – Vivid Weathers – NAT 2.0」の手動インストール手順
「Rudy ENB SE for Obsidian Weathers – Vivid Weathers – NAT 2.0」を入れようと思ったのは紹介画像が奇麗だったからです。本当にこんな世界が作れたら嬉しいですね。
以下に手動インストールの手順をメモしておきます。ダウンロードサイト「Rudy ENB SE for Obsidian Weathers – Vivid Weathers – NAT 2.0」の「DESCRIPTION」タブの記載や、「Skyrim Special Edition Mod データベース」の記載を参考にしました。
ENB本体のダウンロードとインストール
以下からENB本体をダウンロードします。

最新版(v0.452)を選択します。


表示されたページの最下部にある「↓download」を選択します。


“enbseries_skyrimse_v0452.zip”がダウンロードされます。
解凍し、”WrapperVersion”フォルダにある”d3d11.dll”と”d3dcompiler_46e.dll”をSkyrimSEフォルダー(C:\Steam\steamapps\common\Skyrim Special Edition)にコピーします。
ENBプリセット(Rudy ENB SE for Obsidian Weathers – Vivid Weathers – NAT 2.0)のダウンロードとインストール
「Rudy ENB SE for Obsidian Weathers – Vivid Weathers – NAT 2.0」は以下からダウンロードできます。


MAIN FILESが3つありますが、おっさんは1番上の「NAT 2.0」を選びました。
ダウンロードしたファイル(Rudy ENB SE for NAT 2.0 and ENB binaries 0.448 – WiP-4796-5-0f-1603588535.rar)を解凍し、\Rudy for SSE 5.0f NAT 2.0 WiP\! NAT-ENB Version\ [ Skyrim SE folder ]フォルダ内にあるフォルダ・ファイルをコピーし、SkyrimSEフォルダー(C:\Steam\steamapps\common\Skyrim Special Edition)に貼り付けます。
ELE SE / ELFX SE / RLO SE をインストール
以下のいずれかのModをインストールします。Modは前回覚えたので、Vortexを使ってインストールしました。
Enhanced Lighting for ENB (ELE) – Special Edition または
Realistic Lighting Overhaul SSE
おっさんはELE SEをインストールしました。ELE SEをダウンロードしようとすると「Unofficial Skyrim Special Edition Patch」も必要、と以下のメッセージが出たのでこちらもインストールしました。


Repuirements(要件)にあるMODをインストール
インストールに関する手順には明記されていませんでしたが、「DESCRIPTION」のReguirements(要件)に記載があった「ENB Helper SE」らのModをインストールしました。
「ENB Helper SE」の他、「Alternate color-grading for Rudy ENB」、「SKY-WOLF Cinematic Reshade」のModはインストールしましたが、残りは必須では無さそうだったので入れていません。
【訂正】
よく見ると「Alternate color-grading for Rudy ENB」、「SKY-WOLF Cinematic Reshade」は必ずしもインストールする必要はありませんでした。これらは「Mods requiring this file」の欄にあるので、「これらのModsはこのENB Helper SEを必要としていますよ」という事ですね。入れたかったら入れましょう。


ENB Helper SEのインストール
ENB Helper SEは単体でグラフィック効果を発揮するわけではなく、これを入れないと使えないModがあるので、入れとけ、という橋渡し的Modのようです。


ダウンロード選択すると「ENB」と「SKSE」が入ってないとダメよ、というメッセージボックスが表示されます。SESEは前回インストールしているので、メッセージは無視してダウンロードを選択します。


“ENB Helper SE 1.5 for SSE 1.5.97-23174-1-5-1574569443.7z”というファイルがダウンロードされます。
解凍すると、
data\skse\plugins
というフォルダに”ENBHelperSE.dll”というファイルができるので、
SKYRIMのフォルダ”C:\Steam\steamapps\common\Skyrim Special Edition\Data\SKSE\Plugins”にコピーします。
ENB Helper SEの要件にあるModのインストール
ENB Helper SEの要件にあるMod群です。どんだけ必要なの…。
【訂正】
これもおっさんの早とちりです。「Mods requiring this file」の欄に記載されたこれらのModsはENB Helperを必要としますよ、ということなので、入れたいModがあれば入れてみてください。


とりあえず、説明に「Required.(必要)」と言い切ってある「iiENB – ENB preset for Obsidian or Cathedral Weathers」のみ入れておきます。
「iiENB – ENB preset for Obsidian or Cathedral Weathers」の要件には
Obsidian Weather and Seasons or Cathedral Weathers
が必要、と記載されているので、どちらか好きなModをインストールします。おっさんは「Obsidian Weathers and Seasons」を入れました。
次に「iiENB – ENB preset for Obsidian or Cathedral Weathers」のMAIN FILESをインストールします。おっさんは「iiENB preset for Obsidian」を入れてみました。


ENBの効果を確認
“skse64_loader.exe”から起動します。


左上にメッセージが表示され、その後真っ黒な画面がしばらく(60秒くらい)続き少し不安になります。


こんな画面が表示されれば大丈夫です。


続いてゲームを起動します。左がENBなし、右がENBあり、です。ENBの有無は「SHFT+F12」キーで切り替えられます。






好みもあるかと思いますが、ENB有りは荘厳な雰囲気が出ていますよね。有りは奥行き感というか、立体感があります。特に3枚目の水際の処理が無しだと直線的ですが、有りだと本物っぽいです。
ちなみにFPSはほぼ静止の状態で60近くから30近くに落ちました。30が出ていればこの手のシングルプレイのゲームであればまだそれほど気になりませんが、ある程度高性能なグラボは必要ですね。


「SHIFT+Enter」キーでENBの設定画面が表示されます。色々設定できそうですが、おいおい覚えていけば良いかな、と思っています。
まとめ
ENBは敷居が高い感がありましたが、特に失敗らしい失敗もなく、難しそうなModはインストールを後回しにしても効果が確認できて、意外と許容範囲が広いな、と感じました。
手動でインストールしてみて困ることはありませんでしたが、今後別のENBプリセットに入れ替えようとした場合にどうすべきか?は不安が残りました。多分、それを可能にするのが「ENB Man」なんでしょうね。
今のところ今回のRudy ENB SEで満足していますし、まだまだ必要Modの追加途中なので、当面ENBを入れ替えることは無いかな、とは思っていますが、ENBを入れ替えたい人は「ENB Man」の使い方を覚えた方が良いのかもしれません。
なお、SKYRIM SE版のENBプリセットは「Skyrim Special Edition Mod データベース」から探せます。好みのENBを探してチャレンジしてみてください。
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