人がするのが結婚。動物もするのが恋愛。結婚と恋愛の違い

生活・仕事
ぱんはげ
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大人になって少し分かってきたような気がしたのでメモしておきます。

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恋愛の良さ

恋愛は本能的、根源的欲求です。人だって動物だって恋愛します。恋愛には法律なんてありません。自由です。好きか、嫌いか、それだけです。親だって関係無いし、親の言うことを聞く必要もありません。

好きな時に、会いたい時に会えます。会いたくなければ会わなくていい。見せたい自分を見せ、見せたくない自分は隠せます。

友達から恋愛に発展するかもしれないし、知らない人に突然告白されることだってあるかもしれない。ドキドキ・ワクワクの連続で刺激的です。

友達と同じ人を好きになるかもしれないし、友達の彼・彼女から好きだと言われるかもしれません。逆に、友達の彼・彼女を好きになるかもしれない。何でもありなんで仕方ないのです。

1番好きな人と付き合うのが望ましいけど、ちょっと好きな人、気になる人、誰と会うのも自由です。嫉妬されたり、揉めたりすることはあっても、罰せられる事はありません。

誰にも遠慮する必要もなく、純粋に「好き」を追求できるのが恋愛の良さです。純粋な「好き」ですから両想いになった時の喜びはこの上ないものになります。

純粋な「好き」なんで、相手の身の上だの、経済力だの、一切関係なし。好きなものは好き。そんな人は止めておけ、と親に言われようが誰に言われようが関係ない。

恋愛はルールも規制もない自由競争。誰にでもチャンスがあります。

恋愛の難点

恋愛は、動物的です。法律なんて関係ありません。善悪は当人同士のモラルに委ねられます。揉めたとしても、親に介入は頼みづらいし、友達が相談にのってくれるくらいです。

どんなに会いたくても相手が嫌なら会えないいし、会いたくない人に付きまとわれることもあります。美しく、かっこいい自分を見せたいので気は抜けません。ドキドキ・不安の連続です。

友達と同じ人を好きになって友達を失うかもしれないし、友達に恋人を奪われるかもしれません。逆に、友達の恋人を好きになって辛い思いをするかもしれません。

「好き」が唯一のルールのバトルロイヤルです。「好き」で結ばれた者同士が勝者です。お金も地位も関係なく純粋に「好き」なので、相手に選ばれなかった時の辛さはこの上ないものです。

結婚の良さ

結婚は人が決めた制度です。法律もあって、人にしかできません。法に基づいているので、助けてくれる仕組みがあります。困ったことがあれば、親だって弁護士だって相談に乗ってくれます。

一緒に住むのが基本です。一方的に別れることはできません。だから甘えることができます。多少ズボラな一面が出ても別れられることはありません。素の自分を出しても大丈夫。安心できます。

法で守られているので、結婚しているのを分かって近寄る人はまずいません。不安でドキドキする可能性は低いです。自分自身も「結婚してるんだし」と自制が効きます。恋愛とは違います。

一夫一婦制です。浮気・不倫は認められません。もし浮気されても周り人が味方になってくれます。訴えれば裁判所が罰してくれます。

結婚は「好き」がルールではありません。法に基づき、一緒に、協力し合い、助け合っていくのが結婚です。法に守られ、安心・安定した生活を二人で目指す、それが結婚の良さです。

結婚の難点

結婚は法律に基づいているので破ることはできません。結婚は家系に繋がりが生じます。当人以外の両親や親せきまで関わってきます。当人同士の意思で結婚はできることになっていますが、周りの反対で引き離されるかもしれません。

一緒に住むのが基本です。離婚はできますが、一方的に別れる事はできません。相手がどんなに酷い相手であっても、法的に認められないと別れる事はできません。

離婚には相当のパワーが必要なのが難点かもしれませんが、それ以外にさほど難点は無いかもしれません。

ただし、法が結婚の対象として想定していなかった人達、LGBTの方にとっては結婚が難点になり得ます。一緒に協力し合い助け合うことに性別は関係ないと思いますが、結婚には家系の繋がりが発生するため、理解が浸透するまでもう少し時間がかかるのかもしれませんね。

恋愛が最強!だけど…

ルールの無い自由競争を勝ち抜いて好きな人と恋人になれた人は勝者です。

好きな人と恋人になれたんだから、結婚なんてしなくても幸せなはず、ですが、ほとんどの人は結婚を目指しますよね。なぜでしょう?

結婚は約束です。安心・安定した生活を二人で目指そうね、という契約です。社会的に承認され、法的な権利や効果も発生します。そして、恋愛という競争社会から抜け出すことができます。やっと、「ほっ」とできるんです。

恋愛は疲れます。勝者である恋人同士でさえも、競争社会に身を晒しているからです。

どんなに好きになった者同士でも、ケンカだってするし、相手を嫌いになったり疑う瞬間があります。そんな時、結婚には「契約」という約束にすがることができますが、恋愛には何もありません。

二人の関係が長くなればなるほど、別れの危機が訪れる機会も増えます。結婚していれば「契約」にすがり関係を繋ぎとめられるかもしれませんが、恋愛の場合、すがるものがありません。別れるリスクは高まるでしょう。

「契約」で繋ぎ止められてる愛情ってどうなのよ?本物なの?って思うかもしれませんが、時に弱くて間違えるのが人間です。一時の感情や迷いに流されそうになった時に、「契約」にすがってでも思いとどまることができれば、それも「本物」だと思います。

結婚に勢いは必要!

結婚は法に基づいた制度なので、恋愛よりも人間的で理性的な感じがします。でも、理性的になり過ぎるとなかなか踏ん切りがつきません。結婚には勢いが必要です。特に、まじめに物事を考える人は考え過ぎに気を付けた方が良いでしょう。

恋愛は相手を好きになるきっかけ。結婚は好きな相手を知るきっかけ。

「相手の事をもっと知ってから結婚しよう」、なんて考えていたらいつまで経っても結婚なんてできません。

相手を理解するには、その過程で必ずぶつかり合いが生じます。ぶつかって自分との違いを知り、初めて相手を理解できるのです。

結婚する前に何度もぶつかり合っていたら、それが嫌で別れてしまいそうです。相手を理解するための過程で別れてしまうのは残念です。

相手を知るのは結婚してからでいいのでは?相手を心底理解してから結婚、なんて思っていたらきっとおじいちゃん・おばあちゃんになってしまいます。

相手を心底理解する、なんて簡単なことではありません。おじいちゃん・おばあちゃんになるまでに相手のことが何となくでも理解できたら、それで十分だと思いますよ。

好きだと思ってもらえているなら大丈夫

「この人は自分の事が好きなんだな」、って感じられる人なら、結婚してもきっと大丈夫です。

いくら言葉で「好きだ」と言ってくれても、大事にしてくれていないなら「この人は自分のことを好きなんだな」なんて思えないはずです。

暴力を振るったり、趣味・趣向を優先したり、振り回される人の事を「自分のことを好きなんだな」とは感じませんよね。そんな人は言葉で取り繕おうとしますが、どうしても不信感が残ります。「この人は自分のことが好きなんだなぁ」と素直に感じられないのであれば、結婚はやめておいた方がいいでしょう。

相手の気持ちが分からなくて自信が持てない?「この人は自分の事が好きなんだなぁ」、と感じることがないのであれば、結婚はまだ早いかもしれませんね。

相手に対して細かい不満がいろいろあっても、「この人は自分の事が好きなんだな」、と思える人とであれば何とでもなります。

自分に自信なんて無くても大丈夫。自信がないあなたに「この人は自分のことを好きなんだな」と思わせてくれる人なんですからね。きっと幸せにしてくれます。

結婚は難しい

結婚は人が決めた制度です。二人で安心・安定を目指す契約です。家族が安定すれば、国や世界が安定する、そんな目的もあって出来上がってきた仕組みです。

結婚したからといって物理的な関係が変わるわけではありませんが、皆に祝福され、承認され、責任が伴い、精神的・制度的な関係は強固になります。恋人の時よりも、落ち着いて、安定し安心できます。

だから、そんな人と巡り会えたなら、ぜひ結婚してください!長く考えたってそんなに状況は変わりません。相手が自分の事を好きだと思ってくれているなら、結婚しちゃいましょう!

でも、これからは多様性、個性が尊重されていく時代。制度が時代に追いついていないと、制度に適合しない人が増え、結婚できる人は少なくなっていくでしょう。

離婚する人も多くなると予想されます。独り親だって増えるでしょう。

「結婚」という制度があるがために、そこに外れたことで不利益が生じるなら本末転倒。多様性・個性尊重の流れに逆行します。

結婚してもしなくても、離婚したって安心できる世の中にしていきたいですね。

ベーシックインカム、いいじゃないですか。失業者が出るのは国の責任なんだから、全員最低賃金で公務員に採用する、なんてどうでしょう?国の負債が増えるだけ?

でも、皆が安心できる国じゃなければ、どの道先はジリ貧、尻すぼみです。皆が安心できる可能性がある施策は、どんどん試して欲しいと思います。そんな指導者が出てきたら応援したいです。

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