ブログサービスのConoHa から以下のメールが届いていました。
WordPressの高速化については、以前Cocoonの機能を使って対策済ですが、さらに高速化されることを期待してWEXALを導入してみました。
ConoHa WINGでWEXALを導入するのは超簡単
ConoHa WINGにログインすると、サイト管理メニューに「高速化」メニューが増えていました。
WEXAL をONにすると、「最適化中」と表示され何やらサーバーの処理が行われているようです。
この最適化処理に30分ほどかかりましたが、この間も問題なくブログサイトは参照できます。
WEXALの効果
ConoHaが「Google Page Speed Insights の向上にも期待できます。」と謳っているので、早速適用前後と比較してみました。
Google Page Speed Insights への効果(少しあり)
WEXALを適用する前後で Google Page Speed Insights を3回実施し、その中央の値で比較してみました。
まずはトップページ(panhage.com)の結果です。
トップページ(画像軽)
適用前(モバイル:25、デスクトップ:92)
適用後(モバイル:21、デスクトップ:83)
モバイル、デスクトップ共にスコアは下がってしまいました。
投稿ページ(画像重)
次に投稿ページ(panhage.com/start-skyrim)で比較してみます。
適用前(モバイル:25、デスクトップ:87)
適用後(モバイル:29、デスクトップ:90)
モバイル、デスクトップ共にスコアは上がりました。
投稿ページには重たい画像を多く使うため、WEXALの効果が出たようです。ただし、劇的に速くなった感じはありません。
PV(ページビュー)が劇的に増えた!?
目に見えた効果が確認できました。JetPackの表示数(PV数)が2~3倍に増えました。
「訪問者数」(濃紺のグラフ)にほとんど変化はありませんが、「表示数」(青のグラフ)が適用前の3倍くらいになりました。当サイトに訪れた人が、直帰せずに平均して3ページほどハシゴして投稿を見てくれるようになった、ということです。
でも何だか変です。WEXALで劇的にレスポンスが良くなったわけでもないのに、急に直帰せずに投稿を見てくれるようになった、という説明がつきません。
Google アナリティクスでPV数、直帰率を確認してみます。
4月25日にWEXALを適用したのですが、GoogleアナリティクスのPV数は特に変化はありません。直帰率にも変化はありません。たぶん、こちらが正解です。
WEXALを適用すると、JetPackの表示数が増えてしまう、という不可解な現象が発生しました。何らかの不具合だと思われます。
Google AdSense の表示回数が安定
WEXALを適用後、Google AdSense の表示回数(赤のグラフ)が安定しました。
AdSense の広告表示回数に関連し、気づいたことがあります。以下はWEXALを適用する前と後でGoogle Page Speed Insightsをトップページで3回ずつ実施した結果です。
前述したように、パフォーマンスのスコアは適用後に下がってしまいました。しかし、パフォーマンスは落ちますが、いずれも広告が表示されています。
適用後にパフォーマンスの数値が落ちるのは、広告が表示されることでサイトのレイアウトが変わり、パフォーマンス指標の1つであるCLS(Cumulative Layout Shift)が悪化していました。
素早く広告が表示されるのであれば、CLSが多少悪化するのは仕方がないですね。
まとめ
ConoHa WING にWEXALを導入してみましたが、劇的に表示スピードのパフォーマンスが向上する、といった効果は見られませんでした。
あらかじめCocooの機能やプラグインでレスポンス対策を実施していた場合は、WEXALの効果は限定的なのかもしれません。
それでも、WEXAL適用後は広告の表示スピードは上がるようです。Google 広告表示回数が安定しました。広告収入に影響するので、Google AdSense利用者はWEXALを適用する価値がありそうです。
また、JetPackの表示回数が増える、という障害?が発生しました。以前、Google アナリティクスでPVが2倍になってしまう現象を経験しましたが、これは私の設定ミスが原因でした。
2か月後にPV数のバグが直った
後日談になりますが、約2カ月経ってJetPackのPV数がSearch Console Insights のPV数が合うようになりました。
5/30時点ではJetPackのPV数は1647に対し、Search Console Insights のPV数は872でした。約2倍の開きがあります。
それが、6/22はJPが492に対しSCIは505。差は13に縮まりました。ちなみに6/23はJPが464でSCIは463。1件の差になりました。
JPの6/21までは紺色のグラフ(訪問者数)に対して水色のグラフ(PV数)は4倍ほどの開きがあるので、1回訪問したら4PV見ていた計算です。6/22以降は1.1~1.2倍程度です。現実的な数字ですね。
JetPackのパッチは通知があれば適用していますが、6/21に適用したかは不明です。なぜ直ったかは不明ですが、直って良かったです。
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