2009年式のE90なので登録から14年も経ちました。
走りや外観に不満はありませんが、10年以上経つと部品の劣化が進み、この4年は毎年のように部品交換をしています。この調子だとそのうち中身が入れ替わるのでは?
きっかけはエンジンルームからの明らかな異音
突然の金属音
走行中に突然「ガシャ ガシャ ガシャ ガシャ…」と金属が擦れるような音がしました。車の前方、エンジンルームから聞こえてきます。
ダッシュボードに警告は出ておらず、走り自体に特に異常は無いのでそのまま走行していましたが、異音が止まる様子はありません。
慣れからなのか、そう思いたいからなのか、しばらくすると何となく音が弱まった気もしましたが、帰宅するまで音が鳴りやむことはありませんでした。
自然治癒はしない(当然…)
翌日、今日は異音が収まっていないかな?と淡い期待を抱きながらエンジンをかけてみると、やはりというか当然というか「ガシャ ガシャ ガシャ ガシャ…」と音が鳴りました。
車を降りボンネットを開けるとダイレクトに異音が聞こえます。結構な大きな音で「ガシャ ガシャ …」鳴っています。認めざるを得ません。異常です。
仕事で車を使う日でしたが、いつものガレージに持って行くことにしました。
少し走ってみてもやはり走行には全く影響が感じられなかったので、恐々ですが7Kmほど自走でガレージに辿り着きました。結果的に無事でしたが、こういった場合レッカー移動すべきなのかもしれません。判断が難しいところです。
鉄粉が出てる?エアーコンプレッサー破損
店長がエンジンルームにライトを当てて覗き込み、「鉄粉が出てるなぁ」とのこと。
そのまま即入院です。幸い代車を用意してもらうことができ、仕事には影響ありませんでした。
後に分かりましたが、エアーコンプレッサーに使われているベアリングが砕け、スムーズに回転できなくなり、鉄粉が出たり異音が出ていたようです。
交換した部品
エアーコンプレッサーは当然交換ですが、他にも寿命を迎えた異音の元と考えられる部品を交換しました。鉄粉の二次被害を被った可能性もあります。
エアーコンプレッサー
左側の円形部分が滑らかに回らなくなっていました。
アイドラプーリー・オルタネータープーリー・ベルトテンショナー
異音への対応で、ベルト廻りの回転する部品は交換となりました。
クーラントパイプ
樹脂部分にヒビが入っていてクーラントが漏れていたそうです。つい最近、クーラント液不足の警告が出て補充したばかりでした。確かにエンジン下に色付の液が溜まっていたことがありました。
シリンダーヘッドリアカバープレート
クーラント漏れに対応するための交換のようです。
修理代は?
果たして修理代は?
作業名 | 技術料 | 数量 | 単価 | 金額 |
*ベルト廻り異音・点検・修理 | ||||
ACコンプレッサー交換 破損 | 21,000 | 1 | 68,000 | 68,000 |
ACガスチャージ作業 フロンガス | 9,000 | 4 | 1,600 | 6,400 |
オルタネータープーリー交換 | 9,700 | 1 | 15,900 | 15,900 |
ベルトテンショナー アイドルプーリー | 7,800 | 1 1 | 22,500 9,320 | 22,500 9,320 |
オイルクーラーガスケット交換 オイルエレメントガスケット | 11,400 | 1 1 | 1,750 1,750 | 1,750 1,750 |
シリンダーリヤカバー 水漏れ | 9,600 | 1 | 1,670 | 1,670 |
クーラントパイプ | 4,700 | 1 | 6,100 | 6,100 |
クーラント | 4 | 1,300 | 5,200 | |
合計 | 73,200 | 138,590 | ||
値引き | -154 | |||
請求額( 技術料 + 部品代 )×消費税 | 232,800円 |
まとめ
10年を超えると毎年のように何かが壊れだします。今回はエアコン、ベルト廻りの部品を交換しました。常に動いている部品はいつかは壊れます。仕方がないですね。
また、クーラントパイプ(ホースの接続部品)もひび割れがあり交換しました。樹脂製なのでこれも仕方がありません。
10年を超えてからの修理代はこれで100万円を超えました。この4年でかなりの部品を交換したので、これでしばらくは修理せずに済むはず、と思いたいですがそんなに甘くないか…。
今年車検を迎えますが、もうしばらくは乗らないと修理代の元が取れません。なんて考え方をしていると、いつまで経っても乗り換えるタイミングは来ないでしょうね。
まぁ、カッコいいので別にいいんですが。EVはまだ過渡期だし、ハイブリットで心底カッコいいと思えるのが無いのでまだしばらくはE90でいいかな。
X-drive(後輪駆動ベース)の4シリーズグランクーペ、2シリーズクーペが気になるので、中古で買える頃に乗り換えを考えることにします。
これで終わりじゃなかった…
修理が終わった帰り道。車両ステータスでオイルレベルを確認したら何やら見慣れぬ画面が…。
「測定オフ。交換時期を適応しました。次回のオイルサービスで点検を受けて下さい。」
きっと修理した際、何か設定をリセットし忘れたのだろう。明日、またガレージに持って行ってリセットしてもらえばいいや、くらいに思っていたのですが、そう簡単なことではありませんでした。
続きは次回報告します。
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