結論から言うと、何の問題もなく動きました。
経緯
10年以上前に自作し、5年以上放置していた自作PC(WindowsVista)にWindows10をインストールしてみたら、あら、動いた!
調子に乗って4Kモニタ買ったら、ディスプレイポート接続で4K60MHzで表示された!(HDMI接続だと30MHz。鮮明さや表示速度が明らかに違いました)
嬉しくなって4Kゲーム(Russian Fishing 4)を入れてみたら…さすがに遅かった…。メモリを4GB→8GBにしてみたら多少速くなった気もしたけど、実質フルHDにしないと遊べない…。4Kモニタの意味ないじゃん。
4Kの最高画質でゲームしたい!という欲望が湧いてきました。
構成
CPU: AMD Athlon Ⅱ X4 630 ※2009年12月購入
非UEFIレガシーBIOSマザーボード: ASUS M3A78-EM Socket AM2+ ※2009年7月購入
PC電源 : ATX300W (NEXTWAVE LW-6300)
メモリ:DDR2 800MHz 4GB × 2枚 = 8GB
ストレージ: SSD 256GB(THNSNH256GCST)、160GB/U-ATA133(6L160P0)、 160GB/SATA300(ST3160812AS )
グラフィックボード: SAPPHIRE SA-HD7750/Radeon ※2013年9月購入
モニター : BenQ EW3270U(31.5インチ 4Kモニタ )
考えたこと
いかに安く4K最高画質で動かすか、を楽しみます。
Russian Fishing 4の推奨要件にはGTX1060とあったので、これを基準に中古で安いグラボを手に入れることにしました。
使用中のグラボ(HD7750)とGTX1060の実力差がどの程度か、中古の相場がどれ位かなのか、を知るために、ドスパラさんのサイトを参考にしました。(グラフィックボード・ビデオカード性能比較ベンチマークテスト)
HD7750(性能目安60)に対し、GTX1060は(性能目安441)です。中古で18,000円前後。た、高い…。漠然と1万円以内、と考えていたので戸惑いました。それに「補助電源6pin」て何だっけ?そもそも自分のマザーボードに刺さるんだっけ?
しばらく自作から遠ざかっていたので、勉強し直しです。
分かってきたこと、決めたこと
マザーボード(M3A78-EM)はPCI-Express2.0。グラボ(GTX1060)はPCI-Express3.0。
2.0に3.0を指すと多少性能は落ちるけど互換性はあるので問題なし。
実際、今まで使っていたHD7750もPCI-Express3.0でした。
UEFI対応?
色々と調べていくうちに、最近のグラボはUEFIじゃなきゃ(レガシーBIOSでは)起動もしない、みたいなコメントを目にしました。
今回一番悩んだのがこのUEFIでした。色々調べても根拠が乏しいものばかり…。そりゃ、今時レガシーBIOS使っている人は少数派だもの、仕方ないですよね。
事実として信頼できそうなソースがツクモ福岡店のページでした。
「そうだ、グラフィックボードを増設しよう! でも、その前に…」
私の解釈は…
・UEFI対応過渡期(2012年頃)に、必要な設定項目が不足した中途半端なUEFI対応マザーボードが世に出てしまった。
・これを買っちゃった人が最近の(UEFI対応)グラボを付けると、必要な設定変更ができず画面が表示されない、といった問題が発生した
・UEFI対応が中途半端なマザーボードでも、BIOSのアップデートをすればUEFI対応グラボが使えるかもしれない。
要するに、UEFI対応以前のレガシーBIOSには関係のない話。
はっきりそう書いているわけでないので、不安は残りますが、動作事例を探してみると古いマザーボードにUEFI対応グラボで動いている人たちもいるようです。大丈夫、と思うことにしました。ダメならUEFI対応マザーボード(中古)を買うまでです。
GTX1060の推奨電力は400W。PCI-Express用の補助電源コネクタ(6pin)が必要。
そんなコネクタは私の電源にはついてません。電力容量も足りません。
何とかならないものかと、いろいろ探していると、ペリフェラルコネクタからPCIe6pinへ変換するコネクタは数百円でアマゾンで売っていました。後は電力容量です。
「ギリギリ300Wで足りるんじゃね?ほんとに400Wも使う?」と調べていたら
「電源ユニットが500Wでも常時100%消費はしない」という記事がありました。
ほら、きっと大丈夫じゃん、と期待して読んでみると…
起動時に大電力が必要なんですね…。
これ以上無駄な抵抗はやめてドスパラさんで安かった電源NE550Cを買いました。敗北感…。でも黒くてカッコよくていい感じ。
さぁ、役者は揃った。あとはグラボです!!
GTX1060のはずが…
実を言うとGTX1060は早い段階で対象から外れていました。
ありがちな話ですが、色々なレビューとか、価格とか見比べていると、ちょっとずつ欲しい物の基準が上がって行きません?
もうちょっと出せばGTX1660が買えるな。頑張って1660Superか?でも4KならVRAM8GBのGTX1070Tiがいいかな…。
一時はGTX1080Ti11GBまで考えましたが、さすがにこれ1つでPS5が買えてしまえそうなので冷静になりました。そこまでゲームを追求していないので…。
するとどうでしょう。一度基準が上がってしまうとあら不思議。3万円も頑張れば出せそうな気がしてきます。2万円なら安いかも…と考えるようになってきました。怖い怖い…。
しかも買った電源には8(6+2)pinコネクタが2本も付いています。
もったいない。どうせだったらせめて8pinは使いたい…。
そんな時、タイミングよくヤフオクに
ZOTAC GeForce GTX 1070 AMP Editionが20,000円で出ているじゃありませんか。
調べてみると8pinコネクタ2本必要なグラボです。まさにこれのために電源を買ったかのようです。運命の出会いか?と入札しました。が、22,000円で競り負けました…。
でもこれでスイッチが入ってしまいました。メルカリを見ると28,000円で1070Tiが売っています。1,500円負けてもらって買っちゃいました!
Palit GeForce® GTX 1070 Ti デュアル
いざ交換!!
少しドキドキしてスイッチON!あっさり起動しました。
Russian Fishing 4も4K最高画質で動きます!美しい!大満足!!
客観的にどれくらいの性能がが出ているのか知りたかったのでファイナルファンタジーXVベンチマークをやってみました。
当初Windows標準のドライバで実行したのですが、頻繁に絵が抜けて真っ暗な画面が表示されて焦りましたが、nVidiaのドライバを入れ直したら解消しました。
以下が結果です。
4Kフルスクリーン標準品質:3103(普通)
4Kフルスクリーン高品質:2516(やや重い)
美しい…。大満足です。電源と合わせて32,000円はだいぶ予算オーバーですが、動いてしまえばそんなのどっかいっちゃいました。単純…。
高品質で「やや重い」、ではありますが、さんざんカクカクした映像を見慣れたせいか、それほど気になりませんでした。私のように、瞬発力ではなく美しさ重視のゲームをやりたい方であれば十分満足できると思います。
もちろん、古いPCなので性能の限界が露呈した部分もありました。それについてはまた次回報告します。
今回の出費
BenQ EW3270U 31.5インチ 4Kモニタ 55,814円 (キャラバンユウ楽天市場店)
NE550C ATX550W電源 5,310円(ドスパラ)
Palit GeForce® GTX 1070 Ti デュアル 26,500円(メルカリ)
DDR2メモリ 4GBx2枚 3,980円(フリマ)
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