Ubuntuをインストールしてみた1つのきっかけがこれだったんですよね。ライズ オブ ザ トゥーム レイダーのシステム要件にLinuと書かれていたので試してみたかったのです。
やってみたら簡単でした。
環境
UEFIマザーボード: ASRock970 Pro3 R2.0 Socket AM3+
グラフィックボード: Palit GeForce® GTX 1070 Ti デュアル
NVIDIA Driver Version : 450.80.02
CPU: AMD Phenom II X6 1100T(3.3GHz)
PC電源 : ATX550W電源(NE550C)
メモリ:DDR3 1600 (PC3-12800) 4GB CL11 KVR16N11S8/4 × 4枚 = 16GB
ストレージ: SSD 256GB(BIOSTAR S120-256GB)
モニター : BenQ EW3270U(31.5インチ 4Kモニタ )
OS : Ubuntu 20.04.1 LTS
コントローラー:PS4コントローラー(DUALSHOCK 4)USB接続
やったこと
やったことはSteamで配布されているdebファイルを使ってSteamをインストールし、Steamの設定変更によりProtonを有効化しました。手順は以下を参考にさせていただきました。
![](https://www.panhage.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/088929bfdcb93b988361877e96f9805b.png)
その後はSteamでWindows用として購入していたライズ オブ ザ トゥーム レイダーを改めてUbuntu(Linux)用にインストールしました。Windowsで購入したライセンスがLinuxでも使えるのは良いですね。
インストールにはライズ オブ ザ トゥーム レイダーのダウンロードを含め1時間程度かかったと思います。
プレイしてみた
インストールが終わって「プレイ」してみたのですが、まず「Vulkanシェーダーの処理中…」が始まり、これにも終わるまで1時間ほど待たされました。Windowsでもこんな画面出ていましたっけ?
![](https://www.panhage.com/wp-content/uploads/2020/11/abbc9218176461d325ce564b20a9435f.png)
![](https://i0.wp.com/www.panhage.com/wp-content/uploads/2020/11/abbc9218176461d325ce564b20a9435f.png?resize=768%2C480&ssl=1)
Vulkanシェーダー処理が終わり、ライズ オブ ザ トゥーム レイダーが始まりました。
ベンチマーク
Windows同様、全てのパラメーターを最高レベルに設定しました。
![](https://www.panhage.com/wp-content/uploads/2020/11/4c79f46baf89c25f607c13c56083bdfc-1024x787.jpg)
![](https://i0.wp.com/www.panhage.com/wp-content/uploads/2020/11/4c79f46baf89c25f607c13c56083bdfc.jpg?resize=1024%2C787&ssl=1)
果たして結果は?
![](https://www.panhage.com/wp-content/uploads/2020/11/25935c556db61102807a5ca9cf3bf2bd-1024x214.png)
![](https://i0.wp.com/www.panhage.com/wp-content/uploads/2020/11/25935c556db61102807a5ca9cf3bf2bd.png?resize=1024%2C214&ssl=1)
あら、低っ…。
Windowsと比較してみます。ちなみにWindowsは「GPUスケジューリング」をOFF、「カスタムフルスクリーン」をONにした時の結果です。
解像度\OS | Ubuntu | Windows10 |
3840×2160 | 14.78FPS | 38.83FPS |
1920×1080 | 42.87FPS | 56.70FPS |
OSをインストールしているSSDは異なりますが、UbuntuのSSDの方が最近買ったものです。それ以外は同じPCなので、ハードウェアによる性能差はありません。
ソフトウェア(ドライバやOS、プラットフォーム)の違いでここまで差が出るんですね。Ubuntuの方が軽いOSだから早いのでは?なんて期待があったのですが、見事に打ち砕かれました。
後に気づいたのですが、比較条件が異なっていたのが原因でした。設定を同じにして以下で比較し直しました。
訂正
UbuntuのベンチマークがWindowsより低く出てしまったのは、以下のようにアンチエイリアスを”SSAA 4x”設定に変更していたからでした。
![](https://www.panhage.com/wp-content/uploads/2021/01/8975c2c5045ebb990a004e98607f6195-1024x399.jpg)
![](https://i0.wp.com/www.panhage.com/wp-content/uploads/2021/01/8975c2c5045ebb990a004e98607f6195.jpg?resize=1024%2C399&ssl=1)
Windows10で計測した時と同様にデフォルトの「アンチエイリアス:FXAA」に設定し、再度実行し直した結果です。
解像度\OS | Ubuntu | Windows10 |
3840×2160 | 47.65FPS | 38.83FPS |
1920×1080 | 62.12FPS | 56.70FPS |
Ubuntuの方が速くなりました。
まとめ
PS4デュアルショックコントローラーもちゃんと振動しますし、Windowsの時と遜色ありません。
WindowsがあるならわざわざUbuntuでやるメリットはありませんが、フリーのOSでこんなに簡単にWindowsと同じゲームができるなんて、素晴らしいですね。
![](https://www.panhage.com/wp-content/uploads/2020/11/8b3db659f6fdbfc844e53d91262ab484-1024x576.jpg)
![](https://i0.wp.com/www.panhage.com/wp-content/uploads/2020/11/8b3db659f6fdbfc844e53d91262ab484.jpg?resize=1024%2C576&ssl=1)
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