私のサブ機は10年以上前に買った core2duo 機、 acer TravelMate 5720 です。
古くてD-Sub出力端子しかついていないため、最近のモニターに繋げない機会も増えてきました。
そこで、D-Sub端子をHDMIに変換するアダプターを使ってみました。
使用したVGA-HDMI変換アダプター
同梱物
VGA-HDMIアダプター本体の他に、本体に電源を供給するための micro USB Type-B ケーブル と、モニターに音を供給するためのオーディオケーブル、1枚ペラのマニュアルが同梱されています。
結線・セッティング
説明書の通りに各ケーブルを挿していくだけで、難しくありません。挿さるところに挿していく、という感じなので、説明書が無くても結線できました。
ちょっとだけ迷ったのはオーディオケーブルをPCのどこに挿すか?だけです。
PCのイヤホンジャック、マイク端子の区別がつきづらいですが、間違えたらモニターから音が出ないので気づきます。
なお、モニターから音を出す必要がなければ(PCから音が出れば良いのであれば)オーディオケーブルを繋ぐ必要はありません。
見過ごしていたこと(注意点)
ノートPCのD-Subメス端子です。D-Subオス端子を固定するネジ受けはありません。
VGA-HDMI変換アダプタ本体をダイレクトに挿すタイプので、ネジで固定しないと本体が大きい分、グラグラします。ちょっと負荷がかかるとすぐ外れます。
ネジ受けが無いD-Sub端子の場合は、ケーブルを介して接続するアダプターの方が負荷がかからない分、外れにくいかもしれません。
動かしてみたら…
HDMIモニター同様に動作します
フルHD(1920×1080)のモニター同様に動作しました。以下は「表示画面を拡張する」を選択し動作させています。
数分すると干渉模様が…
初めのうちは全く気にならなかったのですが、数分経つと画面が波打ってきました。3~5mm幅程度の波です。
カメラで撮ってみましたが、カメラとの干渉(モアレ)も発生し、どれが画面に見えていた波かわかりづらいですね。以下の赤の四角部分が画面に見えていた波のイメージで、緑の丸はカメラで撮影した際に発生したモアレです。
原因は分かりませんが、モニターとアダプターの相性かもしれませんし、メイン・サブモニターの組み合わせによるのかもしれません。
ちなみにVGA-HDMIアダプターに接続しているのはLGの23MP48HQ-PというフルHD(1920×1080)モニターです。ノートPCのモニターの解像度は1280×800です。
普段は全くこのような”波”は発生しないので、モニターの問題ではないと思います。
解像度(リフレッシュレート)を変更すると解消
この現象を解消するため、リフレッシュレートを変更しようとしたのですが、1920×1080 でリフレッシュレートは60Hzの一択しか選択できませんでした。
画面背景を右クリックし「ディスプレイ設定」-「ディスプレイの詳細設定」でディスプレイ2を選択し、「ディスプレイ2のアダプターのプロパティを表示します」を選択します。
「モードの一覧」を選択します。
すべてのモード一覧より、波が出ない解像度を探したところ、1440 x 900、リフレッシュレート75ヘルツだとピタッと波が消えました。
1152x864、75ヘルツでも波は消えました。その他の解像度で60ヘルツの場合はいずれも干渉波が表示されました。
なお、別のPCでBenQのGW2470HというモニターでこのVGA-HDMI変換アダプターを使ってみた時はこの波は発生しませんでした。
どのモニターでどんな条件だと波が出るのか?
こればかりは使ってみないと分かりませんが、最悪干渉波が出てしまった場合も、解像度やリフレッシュレートを変えてみると解消するかもしれません。
まとめ
古いノートPCにはHDMI端子が無くグラボも交換できないため、最近の大きなフルHDのHDMIモニターを繋げなかったりしますが、VGA-HDMI変換アダプターを使えば接続できるようになります。
テレワークの機会が増えてきましたが、リモートで会社のPCを操作するだけであれば古いノートPCでも十分使える可能性があります。
千円台で購入できますし、大きなモニターを古いノートPCに繋いで有効活用するために、 VGA-HDMI変換アダプター の検討の価値はありそうですね。
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