ベストサイズは32インチ!4KモニターBenQ EW3270Uのサイズ感がちょうどいい

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BenQ EW3270U

4Kモニターを買おう!と思ったのは奥様がMacbook Proを購入したのがきっかけです。

それまでは10年以上前に購入した19型ワイドTFTカラー液晶モニター(解像度:1440×900)を使用していて、それほど不満は感じていませんでしたが、Ratinaディスプレイ(解像度:2,560 x 1,600)のきめ細やかさに感動し、かつ5Kまで出力できることを知り、ぜひ4Kモニタでその本領を発揮させたい、と思ったのでした。

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必要条件

4Kモニターを購入するにあたり、以下を条件としました。

①Type-Cで接続できること。

MacBook ProにはType-Cの口しかありません。割り切っている、と言うか、自信あり気というか…。きっとType-CをHDMIに変換するケーブルとかもあるんでしょうが、スマートにケーブル1本で繋ぎたいです。

②HDMIまたはDisplayPort接続ができること。

もちろん、私のWindowsデスクトップPC(当時のグラボはAMD Radeon HD7750)でDisplayPort接続で4K表示できることが大前提です。

③品質に信頼性があること。

そして、何と言っても信頼性です。美しさを求めて4Kモニターを買うのに、ドット抜けとかあると興ざめです。買ってすぐ壊れるのも嫌ですよね。

④パソコンラックに収まること(高さ52.7cm、台座幅60cm以内)

これは個人的な環境の問題ですが、現状使っているパソコンラックに置ける事が必須です。きっと20年近く使っているエレコムのパソコンラックを使っています。ここに収まる必要があります。

⑤安いこと

半分思いつきで欲しくなっただけなので、用途についての拘りはありません。とにかく、4Kで、4Kなりに美しい表示ができればOKです。10万円以上は考えていませんでした。

条件を満たすモニターは?

前述の条件を満たしつつ、なるべく大きいモニターが良いと思っていました。テレビを購入する基準にも4Kなら40インチ以上はないと意味がない、みたいなことを聞きますし。

PCモニターの場合は近くで見る、ということもあって15インチ前後から4Kのモニターはありますが、迫力や没入感の面からもなるべく大きいモニターが欲しいと思いました。

前述の高さが52.7cm、台座の幅は60cm以内に収まる大きさで、となると、必然的に32インチ以下のモニターとなりました。

かつ、Type-C接続ができるとなると、32インチ前後のモニターはある程度限られてきます。

対象製品名:幅 x 高さ x 奥行(mm)

BENQ EW3270U:726.4 x 522.2 x 215 ※2018年4月発売

PHILIPS 328P6VUBREB/11:742 x 657 x 270(Type-C:給電可) ※2018年 8月発売

LG 32UL750-W:728×492-602×230(Type-C:給電可)※2019年1月発売

BENQ EW3280U:726.9 x 523.1 x 204.1(Type-C:給電可)※2020年4月発売

JAPAN NEXT JN-IPS320CUHDR-N:730 x 510 x 160 ※2020年5月発売

実は購入した2020年3月当時はBENQ EW3270Uくらいしか条件を満たすモニターが無かったんです。

あら?でも今見るとLG 32UL750-Wは高さが可変で最小492mm~最大602mmなら大丈夫ですね。しかもType-Cでモニターに接続しながら給電もできちゃう!

今更ですが、なんでLG 32UL750-Wにしなかったんだろう…。高かったのかな。いや、きっと価格.comのスペック情報を見て対象外にしたんです!価格.comでは高さ602mmとしか記載されていません。ちゃんとメーカーの仕様を確認しなきゃダメですね。

決め手は?

当時はBENQ EW3270Uに傾きつつも、一回り小さい27インチモデルも含めどれに決めるか迷いました。

迷ったときに見るのが口コミですよね。少しでも判断の助けになる情報が無いかと、参考にします。価格.comやアマゾンのレビューを見比べました。

口コミはどうしても悪い評判が気になりますが、悪い評判が出てしまうのはたくさん売れている裏返しだったりもします。その少しの悪い評価を気にしてばかりいては何も買えません。どこかで割り切らないと。

Amazonの評価に「数か月で故障」、みたいなレビューがあり気になりましたが、良く見ると同じBENQの別の型のレビューだったりします。ドット抜けや数か月で故障、といったハード的な不良に関する悪い評判がほとんど無かったのでBENQ EW3270Uに決めました。

最後はやはり品質ですよね。この大きさだと、故障して送り返すのも大変です。

結果オーライ

今のところ不満はありません。4Kの美しさ、画面の広さ、サイズ感、全てにおいて満足しています。

MacBook Proと接続

Type-Cケーブル1本でMacBook Proと接続できます。良いですね!

私はMacを長く使う事はないのでさほど気になりませんが、やはり給電はできた方が良いですね。Macのバッテリーが無くなるともう一つのType-Cを使って充電しますが、これで2つの口が埋まってしまいます。

mac接続

画質も満足です。MacBookProのRatinaディスプレイと見比べて、極端に発色が異なる、という事もありませんでした。

モニターはいわゆる”艶消し”のノングレア液晶なので、発色の面では何となく白っぽい印象、紙に描かれているような印象を受けなくもありませんが、好みによると思います。黒の表示に映り込みが無くて見易いです。

以前のモニターはグレア液晶でしたが、前の方が良かった、とも思いません。すぐ慣れるというか、住めば都、ですね。

DisplayPort/HDMI2.0接続は必須

BENQ EW3270U購入当時は古いグラボを使っていたため、HDMI2.0に対応していませんでした。そのためHDMIで接続すると4Kで30MHzのリフレッシュレートしか出ませんでした。

すぐにDisplayPortケーブルを購入し、60Hzにすることができましたが、その差は歴然でした。グラボが非力だったから?なのかもしれませんが、30Hzでは画質がもっさりした感じでしたし、ゲームも遅く重く感じました。

60Hzであればクッキリします。DisplayPortまたはHDMI2.0に対応したグラボは必須です。

ちなみに、BENQ EW3270Uのリフレッシュレートは60MHzがMAXです。私が選定対象にした4Kモニターは皆60MHzがMAXのようです。

広い画面

職場では4:3の19インチモニタと、フルHDの23インチモニタの2面を使っていますが、chromeリモートデスクトップで接続すると以下のように表示されます。

解像度が優に上回っているので、文字が見づらい、潰れる、という事がありません。物理的なベゼルも無いため、快適で効率が良いです。テレワークでは重宝します。

疲れない

目線

姿勢の良い時、背もたれに寄りかかり後ろにのけ反っている時、で上下に目線の位置は変わりますが、大体赤い円の中に収まります。そこから目の動きだけで画面を隅々見られるため疲れません。

これ以上大きくなると、顔を動かす必要が出てきそうです。32インチ前後がサイズ感としてはちょうど良いと感じました。

G-SYNCを有効にしてみたら…

BenQ EW3270Uは AMD FreeSync(VRR:可変フレームレート表示技術) に対応したモニターだそうです。フレームレート(GPUの描画処理)とリフレッシュレート(モニターの表示処理)の同期ズレを調整し、カクつき(Stutter)や画面割れ(Tearing)といった現象を抑制するのだとか。

ただし、私のグラボはNVIDIA GeForce GTX1070Tiなので、AMD FreeSyncは使えません。でも、NVIDA版VRRの「G-SYNC」設定を有効にすることで、VRR(可変フレームレート表示)が動作する可能性があるようです。

(参考)ゲームするならFreeSync/G-SYNCでより快適に

ゲームするならFreeSync/G-SYNCでより快適に
液晶の表示は一定間隔で発生する「リフレッシュ」のタイミングに合わせて切り換わる。一般的なもので秒間60回、ゲーマー向けのもので144回などだが、PCゲームのフレームレートと液晶のリフレッシュレートが食い違うと表示が崩れる(テアリング)、ある...

やってみました。

デスクトップを右クリックし「NVIDIAコントロールパネル」を選択

NVIDIAコントロールパネルを選択

NVIDIAコントロールパネルでG-SYNCの設定

NVIDIAコントロールパネルのG-SYNCの設定画面

G-SYNCの設定画面で「選択したディスプレイモデルの設定を有効化」にチェックを入れ、「適用」します。この項目はGPUがPascal世代以降、ディスプレイポート接続である、などの条件を満たしていないと選択できないようです。

これでBenQ EW3270U にG-SYNCと互換性(AMD FreeSync)が有効になる、ということですね。

しかし、気になるのは「選択したディスプレイはG-SYNCと互換性があると検証されていません。」というメッセージです。どうやらBenQ EW3270UはG-SYNC互換のモニターでは無さそうです。

でも、せっかく選択できたので、無理やり適用してみます。

BenQ EW3270UでG-SYNC互換の効果は?

「典型的な使用例」として、「モニターの最大リフレッシュレートを超えない範囲でレンダリングレートが変動するゲームに最も有用です。」とあるので、BenQ EW3270Uの最大リフレッシュレート60MHzを超えないゲームといえばFFXVですね。4K高品質表示だと30FPS前後です。

FFXVベンチマークで表示に変化がありそうか、確認してみました。

見た印象になってしまいますが、G-SYNCを有効にすると、映像が細かく瞬いているように見えます。例えると、フラッシュをものすごく短い時間で焚いたような、コマ送りのような感じです。もちろん、あくまで例えであり、そこまでハッキリとした違いはありません。

遅いFPSに合わせてモニターのリフレッシュレートを追従させようとしているからなのか、G-SYNCを有効にすると、無効の時との違いが有ることは「瞬き」の有無で感じることができます。

じゃあ、カクつき(Stutter)や画面割れ(Tearing)がこれで改善されているのか?は見た目では確認できませんでした。だったら、瞬きが無い方が良いかな…。

私はG-SYNCは利用せず、無効にすることにしましたが、フォートナイトなど、一瞬の表示ズレが勝敗に繋がるようなゲームにはもしかしたら何らかの効果があるのかもしれません。

後は耐久性

購入して7か月が経ちました。今のところ、ドット抜けもありません。故障も問題ありません。たぶん、長く使うので、1年や2年で壊れてほしくないですね。

壊れるような事があれば報告します。

まとめ

売れている数にもよるのかもしれませんが、32インチモニターの評判でそんなに悪い物は無さそうです。私は購入した実績や価格的にもBENQ EW3270Uをお勧めしますが、MacBookやType-CのノートPCと接続する事が多いのであれば、給電機能付きがあると良いと思います。

見比べたわけでは無いので分かりませんが、それ以外、それほど明確な違いは無いんじゃないですかね。4Kモニター買うなら、32インチ前後がちょうどよいですよ、とは言っておきます。

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