適用する環境にもよるのかもしれませんが、Cocoonをテーマに使っている私の環境においては、残念な結果になったためアンインストールしました。他の環境なら効果があるのかもしれません。試してみてください。
以下に経緯をメモします。
Google AdSense に初めて最適化案が表示された!
きっかけは何気に見たGoogle AdSense の最適化案です。
ブログを始めて1年以上経ちますが、最適化案が表示されたのは初めてです。
効果には良いことばかり書かれています。
効果
- モバイルの収益が最大で17%向上する
- モバイル トラフィックの増加
- デバイスやプラットフォームを問わず、ページの読み込み速度を一貫して向上させることができる
これは入れない理由がありません。もっと早く提案して欲しいですね。インストールしてみました。
AMPプラグインのインストール
AMPプラグインのインストールページから「ダウンロード」を選択し、”amp.2.2.0.zip”をダウンロードします。
WordPressのダッシュボードより「プラグイン」-「新規追加」-「プラグインのアップロード」-「ファイルを選択」を選択し、ダウンロードした”amp.2.2.0.zip”を指定後、「今すぐインストール」を選択します。
インストール後、プラグインを有効化します。
私はプラグインを有効化したところで安心し、ここで終了してしまったのですが、実はまだ続きがあります。「AMP for WordPressへようこそ」の画面が表示されるので「onboradingウィザードを開く」を選択します。
ウィザードに従って設定を進めていきます。「次」を選択します。
私は「非技術的またはより簡単なセットアップ」を選択しました。
サイトスキャンで問題が見つかりました。「次」を選択します。
テンプレートモードでは良く分からないので推奨された「リーダー」を選択しました。
テーマの選択では「トゥエンティトゥエンティ」を選択しました。
モバイルのサイトがトゥエンティトゥエンティのテーマで更新されました。良いのか悪いのか?
不可解な現象発生
AMPプラグインを適用したらどうなったか?不思議な現象が起きました。
ウェブに関する主な指標が下がり出す
Google Search Console のウェブに関する主な指標で、モバイル、PCのいずれも今まで100件以上だった「良好URL」が減り出しました。不思議なのは、「良好なURL」が「改善が必要なURL」や「不良URL」に変わるのではなく、あたかも存在しないかのように消えていくのです。
ちなみに、1/5~1/14までは前述で触れたようにAMPプラグインは有効化しただけで、ウィザードによるモバイルページのテーマ変更は行っていません。モバイルもPCも従来通りのページのままであり、消えたりしているわけではなく、正常にアクセスできます。
サーチコンソールのAMPを見ると、AMPプラグインを適用後の1/6には有効なページが17件になっています。1/14にはAMPが有効ページ数が89件まで増えました。
その後、ウェブに関する主な指標は、モバイルは良好URLが117件から1件になったりと乱高下、PCは減り続けて1件までに減りました。
「これはおかしい」、と思い、AMPプラグインについて調べていると、AMPプラグインを有効化しただけでウィザードを実行していないことに気づきました。
そこでウィザードを実行したところ、モバイルのページは前述の「Steam ドライブを移動 MODの設定変更はちょっと面倒【Vortex】」のトゥエンティトゥエンティのテーマで更新されたのですが、他のページが参照できなくなっていました。
限界です。AMPプラグインを適用してからというのも不思議な現象ばかり発生し、良いことが無いので1/14にアンインストールしました。
その後、 ウェブに関する主な指標の件数は元に戻りました。
まとめ
AMPプラグインをインストールしてみましたが、私の環境では不可解なことばかり発生し、良いことは何もありませんでした。
アナリティクスでデバイスごとの利用状況を確認すると、AMPプラグインを有効にした期間のmobileユーザのアクセス数が激減していました。適用前の1/5に191件だったのが、適用後の1/6は3件になっていました。そしてAMPプラグインアンインストール後の1/15には121件に復活しています。
パンくずリストも同様です。AMPプラグインを有効化した期間は有効件数が減っています。
まるでページが存在していなかったようです。何が起きていたんだろう…。謎です。
アドセンスの最適化案に従ってAMPプラグインを適用してみましたが、必ずしも効果があるとは限らないようです。もしかしたらCocoonと相性が悪いのかもしれません。Cocoonも色々と最適化されているので、AMPプラグインが余計なことをするのかもしれませんね。
AMPプラグインを入れた際は、デバイスごとの利用状況を注視した方が良さそうです。
困っていないならあまり欲を出さない方がいいですね!
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